~ ドル円指標結果を受けてファンダ含め分析 ~

こんばんは、うなぎです。

 

22時30分雇用統計、24時ISMの発表ありましたので結果をまとめます。

指標:結果(予想)

雇用統計

12月非農業部門雇用者数変化(前月比):19.9万人(17.0万人)

12月失業率:3.7%(3.8%)

12月平均時給:0.4%(0.3%)

 

ISM非製造業景況感指数(総合):50.6(52.6)

 

雇用統計についてはすべて予想に対してドル買い要因となり、145.968まで上昇。その後は上値重く、145.0付近まで下落し24時を迎え、ISMは予想値を下回りドル売り。その結果を受けてドル円は一時144円も割り込み、143.805まで下落しました。

 

雇用統計の結果を受けてそのまま上昇か?とも思ったのですが、11月13日に付けた151.9の高値から直近の安値140.2までのフィボナッチをひくと、146.0付近が50%にあたり、そこが意識されたものと思われます。

 

昨年末にかけて、日銀の金融政策修正の期待から、大きく下落してきたものの、1月1日に起きた能登半島の震災を受けて、政策修正の時期が遅れるとの見方から年明けから円売りの流れで今日までドル円は買われてきました。

FRBが利上げの可能性が0と言わないものの、今の状況から見て、利上げの可能性はなく、焦点は利下げがいつ行われるのか、何回の利下げが見込まれるのか、というところでしょう。(CPIなどの物価指数が大きく上昇すれば利上げの可能性は復活するが。。。)また、日銀としてもどこかで金融政策修正はすると思われるので、やはりドル円の大局は下方向と考えます。(目先の動きとして上下はするが)

 

ただ、日銀が金融政策を修正した後の動きが気になります。(気が早いですが・・・)日銀がするのはマイナス金利を0金利に戻すこと。プラスの金利にすることが、果たしてあるのか、というところ。正直、それはまだないと考えていますので、日銀がマイナス金利を0金利に戻した後は、緩やかな上昇になると思っています。なぜなら、日米の金利差はまだまだ4%以上あるのだから。そう考えると、日銀のマイナス金利解除のカードは早期に切ってしまっていいのか?とも思いますね。今はFRB金利引き下げで勝手にドル円は売られるのだから。。。このことはあくまで個人的な考えで、まだ先の話なので、これからの植田総裁やパウエル議長の発言や報道を見ながら追々考えていくことにします。

 

ファンダの話はここまでにして、ここからはテクニカル分析をしていきます。

 

まずは日足から。

日足

今のレート帯は日足の+1σ、基準線付近で、仮にここで引けた場合、上下に髭のある陰線で確定します。そうすると、週明けは上値の重い展開をイメージします。+1σや基準線が抵抗となり垂れてくるイメージ。しかし、ミドルラインと10EMAがゴールデンクロスしているので、サポートとして機能しそうです。赤で塗った白の四角の範囲での値動きをイメージしています。

 

4時間足

4時間足を見ると、10EMAを割ってきています。ISMの指標で下げたポイントは140.2から今日の高値145.96のフィボ38.2%で止められました。(うまいこと止まるもんだなw)最後の4時間足がどのようになるかでも変わりますが、現状は10EMAがレジスタンス、ミドルがサポートになるような展開をイメージします。週明けの足は38.2%付近にミドルが上がってきそうで、機能しそうです。ただし、足の切り替わりで下に潜ったり、日足が意識されたり、下位足で勢いがついたりすると売りが強まって下抜けも考えられます。サポートを強く意識しすぎず、柔軟に切り替えていきたいです。

 

詳しくは、今日の足が確定してから改めて分析したいと思います。

 

ファンダについて今回は書きましたが、いろんな方の考えをお聞きしたいので、是非コメントやDMで教えてください。よろしくお願いします。