~ 日銀金融政策決定化合の結果 ~

こんばんは、うなぎです。

日銀の金融政策決定会合の結果をまとめます。

 

金利:-0.1%で現状維持

植田総裁の主な発言

  • 粘り強く金融緩和を継続していく
  • 経済・物価を巡る不確実性は極めて高い
  • 景気は緩やかに回復している
  • 賃金から物価への波及、サービス価格への動向を見たい
  • 基調的な物価上昇率2%に向け上昇する確度は高まっている
  • チャレンジング発言、仕事の取り組み姿勢一般に対するもの
  • 確度は上がっているが閾値に達するにはもう少し情報見たい
  • 物価安定目標を十分な確度をもって見通せる段階にはない
  • 政策修正、一般論としてサプライズは避けられない
  • 政策修正、毎回の決定会合で議論して決まるもの
  • マイナス金利、金融機関収益や金融仲介にマイナス
  • 出口対応、確度の高い姿を示すことは困難
  • 政策変更、3月決算避ける必要との議論は今のところ出ていない
  • 実質賃金マイナス、先行き好転見通しなら障害にならない
  • 政策修正について、来月(1月)上げますということになる可能性はあまりない
  • マイナス金利解除後の政策金利、現時点で決め打ちできない
  • データ次第ではあるが、来月の会合で政策修正の可能性はそれほど大きくない

 これらの発言から、見通せることとして、1月も現状維持でいくようです。政策変更、つまりマイナス金利解除のタイミングとして、現状では3月も排除していない(早ければ3月もあり得る)。1月の会見での内容次第ではヒントがあるかもしれません。チャレンジング発言については、拍子抜けでした。

 正直、ここまでハト派な発言だとは思っていなかったので、個人的にはドル円の方向感がつかみにくくなったな、という印象です。

 

 現在、FRBの追加利上げの見込みはほぼなく、利下げフェーズに入り、いつ利下げするのかを探る展開でドル安局面。そして日銀植田総裁のこのハト派発言で円安継続。ただし、日銀は年明け以降どこで動くかは日々の発言を追いながら探る必要があります。

 

 年明け2月まではドル安円安、米指標によってドル円は上下に振れる展開。3月以降(早ければ2月中)にはまたマイナス金利解除の思惑から円高に振れていくような展開でしょうか。来年1年間を見通せば、おそらく緩やかなドル安円高トレンドになるのではないかと思います。というのも、来年はFRBの利下げが現状1%程度であるとの観測で、日米の金利差が縮小するとは言え、それでも4%程度あります。なので、これまでの上昇を打ち消すほどの下落相場はまだ来ないと考えます。詰まるところ、金利の高い通貨が買われるのが、為替なのかな?と思います。もしかすると、FRBがソフトランディングを成功させたら(すでにしつつあるが)、それほどドル安に傾かず、またドル高局面が来てしまうかもしれません。

 

スキャをしている自分としては、それほど長いスパンの目線は必要ありませんが、こうしたことを考えることも今後生きると思い、簡単ではありますが考察として残します。

 

現在、0時30分ですが、144円を割り込んみ、143.7付近を推移しています。日足の下落トレンドは継続のまま。高値144.95だったようです。日足、4時間足の下降のトレンドラインできれいに反発下落していました。仕事で見れていなかったので入れませんでしたが。。。

 

4時間足

白いラインが日足のトレンドライン、赤いラインが4時間足で引けるトレンドラインです。トレンドライン、長期足になるほどきれいに使える物なのでしょうか?これまでそれほど自分のトレードに活かしてこれなかったので、これから意識して見ていきたいと思います。

 

今日、この後は144円台に戻せるかどうか、明日の始値がポイントですね。日足の-1σや10EMAが近いので、その上下で明日の展開が分かれそうです。明日の朝、また分析したいと思います。

 

ご覧になった方で、今回の日銀の動きについてお考え聞かせていただける方下りましたら、是非コメントやDMください。お待ちしております。